寝ても寝ても寝足りないのはなぜ?考えられる原因と最適な対策

「寝ても寝足りない」そんな感覚を持ったことはありませんか?

周りの人と比べて長く眠るのは、体質のせいなのか、何か病気が隠れているのか……不安になってしまう方も少なくありません。

家族が異様に長く眠っていて、心配で相談してくるケースも多くあります。

そこで今回は、長時間睡眠の背後にある要因や、注意したいポイントについて解説します。

この記事でわかること

  • 何時間眠っても「寝たりない」と感じてしまう理由
  • ロングスリーパーは本当に存在するのか?
  • 眠っても疲れが取れないときに注意したいこと
目次

「睡眠負債」を返済するための長時間睡眠

「何時間でも眠っていい」と言われたら、あなたはどれくらいの長い時間眠れるでしょうか。

普段は5~6時間しか眠らないのに、休日は10時間以上眠るという状況なら、それは「睡眠負債」が溜まっているのが原因かもしれません。

人間は必要以上に眠れない

人間の体は、ある程度の睡眠が充足されると、自然と眠れなくなるメカニズムが備わっています。

そのため「休日に長く眠ってしまう」というのは、ほとんどが睡眠不足を補っている状態です。睡眠の専門用語では、「睡眠負債を返済している状態」ともいわれます。

休日だけ長く眠る人は睡眠不足の可能性が高い

家族の睡眠時間と自分を比べて心配になることもあるかと思います。

実際にあった相談の一例では、結婚してから、パートナーが週末になると12時間から14時間も眠ってしまうそうです。時には夜から翌日の夕方まで眠ってしまうことが続いたため、「これって大丈夫でしょうか?」という質問をいただきました。

平日の日常の睡眠時間を伺ったところ、パートナーの方は平日4~6時間程度しか眠っていないのだそうです。

このような場合、体に必要な8時間の睡眠を基準に考えると、平日に毎日2~3時間の睡眠不足が蓄積されています。そのため、週末にその不足分を一気に補おうとして、長時間眠ってしまうという状況が起こり得るんですね。

睡眠不足のときは、可能な限り長く眠ろう

何時間寝ても寝足りないと感じるのは、「身体が求める睡眠時間」と「実際の睡眠時間」にギャップがあるかもしれません。

睡眠不足であれば、長時間の睡眠は生理的に必要なことです。体調を整えるためにも、時間が許す限りたっぷり眠ることをおすすめします。

体質的なロングスリーパーは存在する

実は、体質的にロングスリーパーという方も存在します。子どもの頃から長く眠るのが当たり前だったなら、ロングスリーパーかもしれません。

毎日10時間くらい眠るならロングスリーパーの可能性が高い

ロングスリーパーという体質は存在します。

もしご自身が毎日10時間くらい眠ってすっきりするなら、それはロングスリーパーのタイプだと考えてもいいでしょう。

その場合、自身にとって必要な睡眠時間を確保することが大切です。これにより、病気のリスクも減り、長寿につながる可能性があります。

ロングスリーパーの方は、体質に合わせて十分な睡眠を取ってください。ご家族との生活リズムが違う場合もあるかもしれませんが、お互いのリズムを尊重し合うことが、健康的な生活を支えるポイントになります。

アインシュタインはロングスリーパーだった!?

古い情報なので真偽は不明ですが、睡眠学の書籍等でロングスリーパーの代表例としてよく挙げられるのはアインシュタインです。

彼は、日々の頭脳労働や身体活動が非常に多かったため、10時間以上しっかりと眠ることで、あのようなクリエイティブな仕事を続けていたとされています。

クリエイティブな仕事で頭脳労働が多い方は、脳に疲労が蓄積するため、その分睡眠欲求も高まり、必要な睡眠時間が増えるようです。

つまり、頑張って疲れが溜まったら、その分を養うための睡眠時間は伸びていくということ。ですので、基本的には睡眠欲求が充足するまでしっかり睡眠をとることが大切です。

「眠っても疲れが取れない」ときは健康上の心配もあるので要注意

注意したいのが、長く眠っても疲れが取れないケースです。

人より長く眠るのでロングスリーパーだと思い込んでいたら、実は睡眠の質が悪く、しっかりと眠れていないだけだったというケースも見られます。

例えば、睡眠時無呼吸症候群がその一例です。

この症状は、眠っている間に下が喉の奥に落ち込んで気道が塞がり、呼吸が一時的に止まって、無意識のうちに何度も目覚めるという状態を引き起こします。結果として、長時間寝ても十分に休息が取れず、疲れが取れない状態が続くのです。

特に高齢の方や、筋力の低下が進んでいる方は、いびきをかかずとも静かに呼吸が止まってしまうことがあります。これが原因で「寝ているのに寝足りない」「朝起きたときに頭痛がする」といった症状が現れることもあります。

もし「長く眠っているのに疲れが取れない」と感じるなら、一度専門的な検査を受けて、睡眠の質をしっかり確認してみることをおすすめします。

眠っても疲れが取れない方は要注意!まずは睡眠を可視化してみよう

ロングスリーパーの方は、基本的に心配しなくても大丈夫です。

小さいころから長く眠るのが当たり前だったなら、それがご自身の身体に合った
睡眠時間だと考えられます。

一方で、「たっぷり眠っても疲れが取れない」「朝起きると頭痛がする」などの不調を伴う場合は、睡眠時無呼吸症候群やその他の不調が関連しているかもしれません。これらの症状がある場合、睡眠時無呼吸症候群などの問題が隠れている可能性があるので注意が必要です。

もし睡眠に不安を感じる場合は、早めに専門の睡眠外来を受診して、適切な治療を受けましょう。

健康な睡眠は、日々の元気の源です。睡眠の質を高めることで、より快適な生活を目指しましょう!

この記事でわかったこと

  • 「寝ても寝たりない」は慢性的な寝不足の可能性が高い
  • 子どもの頃から毎日10時間以上眠るならロングスリーパーかも
  • 眠っても疲れが取れないときは睡眠時無呼吸症候群を疑おう

この内容をPodcastのラジオ番組で聞くことができます。

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