まるで冬眠?20時間眠り続けることも……寝ても寝ても眠い!過眠症の驚きの実態を当事者が解説

夜は7〜8時間以上しっかり眠っているはずなのに、昼間の眠気をどうしても抑えられない。それだけではない、過眠症が抱えるさまざまな症状。

過眠症は、単なる「寝不足」や「怠け」と誤解されがちです。その上、適切な診断と治療を受けなければ、学業や仕事だけでなく、安全面や人間関係にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。

そこで今回は、NPO法人日本過眠症患者協会の元代表でご本人もクライネ・レビン症候群(反復性過眠症)であり、獣医学博士の朝井香子先生に、過眠症について教えていただきました。

主な疾患とそれぞれの特徴、正しい診断プロセスや治療方法について詳しく解説します。

本記事が、正確な情報を通じて当事者の気づきや、大切な人を支えるためのヒントとなることを願っています。特に、10歳を超えた子どもが発病するケースが多いことから、子どもの登校に悩む教師や保護者の皆さまにも、ぜひ一度お読みいただきたい内容です。

最後までご覧いただき、SNSシェアなどで啓蒙をご支援いただけますと嬉しいです。

この記事でわかること

  • 過眠症とはどのような病気か?
  • 過眠症に気づくきっかけと診断のプロセス
  • 睡眠不足との違い
  • 過眠症の治療法や生活習慣の改善ポイント
  • 過眠症患者を支えるためのコミュニティの存在
目次

過眠症とは?

過眠症とは、夜間に十分な睡眠をとっているにもかかわらず、日中に強い眠気が出現し、自分の意志では目覚めていられなくなる病気のことです。

健康な人でも昼間に眠気を感じることはありますが、通常は自分の意志で覚醒状態を保てます。しかし過眠症では、どれだけ努力しても日中の眠気に勝つことができません。

すごく過激な例ですが、眠ってしまう自分を起こそうと、ボールペンで自分の手を刺して血だらけになっても、そのまま眠ってしまいます。このような眠気を「病的な眠気」といいます。

病的な眠気とは、学業や仕事の効率を低下させるだけでなく、居眠り運転による交通事故や転落、転倒などの危険を伴います。特に職業運転手や機械オペレーターなど、判断や操作が重要な職業では、大きな事故や損失につながる可能性があり、社会的にも大きな課題です。

病的な眠気がおきる背景には、ナルコレプシーや特発性過眠症、睡眠時無呼吸症候群などの病気が隠れている場合があります。長期間にわたり日中の眠気が続く場合は、睡眠専門医に相談し、必要に応じて検査や治療を受けることが大切です。

過眠症は誤解されやすい病気であり、病的な眠気は本人の努力不足や怠惰とは無関係です。適切な医療が必要な症状であることを理解し、周囲からの支援が患者の生活の質を向上させることにつながります。「ただの眠気」ではなく、生活に深刻な影響を及ぼす病気であることを知ることが重要です。

参考:過眠|厚生労働省

睡眠養生_眠い女性

過眠症に気づくきっかけ

過眠症に気づくきっかけは、周囲の人からの指摘が多いようです。

多くの人は「昼間に眠いのは寝不足だから」「疲れているから」と考えてしまいがちで、なかなか病気だと気づけません。友人や先生、親が「少しおかしい」と感じて病院をすすめるケースが一般的です。

たとえばナルコレプシーや特発性過眠症では、夜に十分眠っていても、授業中や会議中に睡眠発作を起こしてしまいます。最初は「夜更かしをしているのでは?」と誤解されがちですが、本人が「十分寝ているのに日中も眠い」と訴え、その症状を周囲が真剣に受け止めたとき、初めて本人が病的であると気づくケースもあります。

一方で、過眠症の一種であるクライネ・レビン症候群は、1日20時間もの睡眠を2週間以上続けるといった特徴的な症状があります。しかし、睡眠不足やリズム障害、体調不良の場合も長く眠ってしまうことがあるので、やはり睡眠に問題があると気づくことは稀です。

さらに、医師でもこの病気を知らないことが多く、病院に行っても診断に至ることは難しいため、クライネ・レビン症候群と診断されるまで平均で7年かかります(2024年 睡眠学会)。

ただし、いずれの過眠症も診断が下りるまでに、たくさんの時間がかかることが少なくありません。医師に「異常がない」と言われる苦しみや、「怠けている」と誤解されることへの不安が大きな負担になることもあります。

そのため、周囲の人がその症状を理解し、早期に専門医をすすめることが重要です。

過眠症は10代で発症するケースが多い

過眠症は主に10代で発症することが多いといわれています。

特にナルコレプシーや特発性過眠症、クライネ・レビン症候群といった疾患は、中学生や高校生の時期に初めて症状が現れるケースが多いようです。

これらの疾患は突然体質が変わり、以前は短時間の睡眠でも元気に過ごせていたのに、急に強い眠気が現れるようになることで気づかれることがあります。発症後、親が子どもの異常に気づき、病院で診断を受けて過眠症患者会に参加するという流れがよく見られます。

中高生の場合、自ら症状を把握して相談することは少なく、親が代わりに情報を収集し、サポートを求めるケースがほとんどです。一方、18歳以上になると、本人が自ら病気と向き合い、過眠症患者会に参加することも増えます。

特に親御さんにとっては、学校生活や日常生活での調整が大きな負担になることが多いです。子どもの眠気や症状を教師や周囲の大人に理解してもらうため、調整役を担わざるを得ない場合も多く、心理的な負担も無視できません。このように、過眠症は患者本人だけでなく、家族にも影響を与える疾患であるため、早期に適切な診断とサポートを受けることが重要です。

睡眠不足による眠気と過眠症の違い

睡眠不足による眠気と過眠症は、明確に区別する必要があります。

多くの場合、日中に眠気を感じる人の大半は、睡眠不足が原因です。夜間の睡眠時間が5〜6時間程度しか取れていない場合は、睡眠不足による眠気と考えられ、まずは十分な睡眠時間を確保することが推奨されます。

一方で、過眠症の患者は夜に8~10時間以上眠っているにもかかわらず、日中も眠気が取れません。「8時間寝てもまだ眠い」「10時間寝ても眠気が続く」といった訴えがある場合、過眠症の可能性が考えられます。

病院でも、診断を進める前に「まず2週間、8時間以上の睡眠を試みてください」と指導されることが一般的です。それでも眠気が改善しない場合、初めて過眠症の診断を進めることになります。

過眠症には種類がある!主な3つの過眠症とは

過眠症というと、ナルコレプシーが最も広く知られているようです。しかし、過眠症にはナルコレプシー以外にも種類があり、それぞれ症状や対処法が異なります。

ナルコレプシー

ナルコレプシーとは、耐えがたい眠気と突然の睡眠発作を特徴とする睡眠障害です。

例えば、自転車に乗っているときや信号待ちの最中など、普通は眠らない状況で突然眠ってしまうことがあります。このため、事故や怪我のリスクが高く、特に運転中に発症すると非常に危険です。

薬を服用している場合、眠気を感じたら路肩に車を停めて短時間眠ることで、交通事故を防ぐことができます。ナルコレプシーの睡眠発作は5〜30分程度と短く、仮眠を取るとすっきりするのが特徴です。

また、情動脱力発作(カタプレキシー)と呼ばれる症状もあり、大笑いや驚きなどの感情がきっかけで筋力が一時的に失われ、脱力します。脱力するのが足腰の筋肉の場合、立っていられずに倒れてしまうこともあります。意識は保たれているため、患者には恐怖や不便さが伴います。

ナルコレプシーは、患者が眠気のサインに気づき、自分に合った服薬方法が身につき、適切なタイミングで仮眠を取ることができると、症状をうまくコントロールできるようになります。セルフマネジメントができると、柔軟な働き方を選び、生活の質(QOL)を向上させることも可能です。

ただし、適切な薬の調整や生活習慣の見直しにはかなりの時間がかかるため、専門医と連携して根気強く治療を進めることが重要です。

参考:日本睡眠学会
ナルコレプシーの診断・治療ガイドライン項目
ナルコレプシー クリニカルクエスチョン Q A

特発性過眠症

特発性過眠症とは、日中の過度の眠気、睡眠慣性、すっきりしない昼寝、長い睡眠時間、ブレインフォグなどを主な症状とする睡眠障害です。

ナルコレプシーと違い、情動脱力発作(カタプレキシー)や睡眠麻痺、幻覚といった症状はほとんど見られません。

睡眠慣性の「慣性」とは、続くという意味です。つまり、いったん眠りにつくと、起きても睡眠状態を続けようとするので、完全に覚醒するのがとても困難です。「寝ぼけた状態が続く」というよりも、さらに深刻な状態で、この状態を睡眠酩酊といいます。決して、自分に甘いから起きられないのではありません。

また、特発性過眠症の人は昼寝をしてもすっきりせず、睡眠慣性により起きるのが困難となるため、昼寝は解決法になりません。

特発性過眠症の人は、夜更かしなどしていません。なぜなら夕ご飯を食べながら眠る、テレビを見ながら眠る、洗濯物をたたみながら眠るなど……気が付いたら眠ってしまっているのです。そして、夜にももちろんぐっすり眠れて、睡眠時間が長いのが特徴です。12時間くらいの睡眠時間が必要な人もいます。

しかし、社会生活を送る上で毎日12時間も眠っていられないので、無理に起きて生活を送ります。その反動で、週に2日くらい20時間睡眠を行う人もいます。次項のクライネ・レビン症候群との違いは、特発性過眠症の人は毎日眠いのに対し、クライネ・レビン症候群の人が眠いのは過眠期だけということです。

ブレインフォグとは、脳に霧がかかったような状態をいいます。記憶があいまいだったり(記憶障害)、失敗が多かったり(注意欠陥)するのも、特発性過眠症の症状の一つです。

それ以外にも、頭痛や起立性低血圧などの自律神経症状、なんとか目覚めようとするときの混乱、遅さ、協調性の欠如、攻撃性などの症状が生じることもあります。

また、特発性過眠症(とくはつせいかみんしょう)という名前自体が一般的にあまり知られておらず、間違って「突発性過眠症(とっぱつせいかみんしょう)」と覚えられることも多いです。こうした誤解や病気の認知度の低さが、適切な治療への遅れにつながるケースもあります。

クライネ・レビン症候群(反復性過眠症)

クライネ・レビン症候群(反復性過眠症)とは、極めて珍しい睡眠障害で、100万人に1〜2人が発症するとされています。

特徴としては、16~20時間眠り続ける「過眠期」と呼ばれる期間が数日から数週間続きます。「過眠期」でないときは、全く普通と変わらない状態となり、この時期を「寛解期(かんかいき)」と呼びます。

クライネ・レビン症候群は、「過眠期」が何度も訪れる再発性過眠が主な特徴です。再発は周期的ではなく、突然訪れるので、患者はいつ過眠期が来るのかおびえながら日々暮らしています

また過眠期は、ただ眠り続けるだけでなく、さまざまな随伴症状を伴います。かつての文献では、「過食になる、性欲亢進、赤ちゃん戻りする、記憶がない」などのセンセーショナルな症状がクライネ・レビン症候群の特徴とされてきました。しかし近年の研究では、これらの症状は必ずしも全ての患者に見られるわけではないことが報告されています。

一方で、8割以上の患者に見られるのは「現実感の喪失、判断力が低下する、思考力が低下する、発話量が減る、物事を論理的に順序だてて考えられない、無関心になる」といった症状です。特に日本人特有の症状としては、過食になる人よりも食欲不振になる人の方が多かったり、抑うつ状態になる人の割合が多かったりする傾向にあります。(2024年 睡眠学会)

このような症状によって、突然長期に休まざるを得ないので、出席日数が足りなくなったり、職場での関係が悪くなったりし、患者にとっては死活問題です。

クライネ・レビン症候群の治療法として確立されたものはありません。過眠期には患者を無理に起こさず、安全が確保できるように学校などは休ませることが推奨されています。また、対症療法として薬が使用される場合もありますが、効果には個人差があるため、患者ごとに適切な対応が必要です。

このようにクライネ・レビン症候群は診断が難しいため、双極性障害と誤診されることも多くあります。この病気を正確に診断できる医師に出会うことが重要であり、信頼できる医療機関を見つけて相談することが大切です。

睡眠不足症候群

睡眠不足症候群とは、慢性的に睡眠が不足し、日中の眠気や集中力の低下、意欲の喪失などを引き起こす状態です。

睡眠不足症候群は、単なる「寝不足」ではなく、継続的な断眠が原因となる病的な状態であり、ICSD(国際睡眠障害分類)では中枢性過眠症群に分類されています。多くのケースでは、適切な睡眠時間を確保することで症状が改善します。

睡眠不足症候群の原因は、仕事や学業、育児、家事などで睡眠時間を確保できないライフスタイルに起因することがほとんどです。また、患者自身が適正な睡眠時間を理解していないことや、睡眠の重要性を十分に認識していないことも問題を複雑化させます。

患者の多くは平日の睡眠時間が短く、週末に睡眠を補おうとする傾向があります。休日の睡眠時間が平日より2時間以上多い場合には睡眠不足を疑います。

この状態が続くと、足りない睡眠が借金のように溜まっていき(これを睡眠負債と言います)、集中力の欠如や全身倦怠感、イライラ感などの症状が現れ、単なる睡眠不足ではなく、睡眠不足症候群という病気になってしまうのです。こうなると、学業や仕事のパフォーマンス低下、交通事故のリスク増加など社会生活に大きな影響を及ぼします。

睡眠不足症候群の治療の基本は生活習慣の改善です。医師の助言を受けながらも、自身が睡眠に対する優先順位を見直し、必要な睡眠時間を確保する努力が求められます。睡眠不足症候群を単なる「寝不足」と軽視せず、生活習慣の改善を通じて健康な日常を取り戻すことが大切です。

しかし、それができる状況の日本人は少ないでしょう。眠らずに働くこと(勉強すること)が美徳であるという日本の悪しき文化が、日本人の睡眠不足を助長しています。働き方改革、睡眠についての教育など、日本社会全体で取り組むべき課題の一つです。

過眠症かも?と思ったら

「過眠症かも」と思ったとき、どの医療機関を受診すればよいのか、病院の探し方に迷ってしまいますよね。

過眠症に関する情報はまだ限られており、ネット検索をしても睡眠時無呼吸症候群や不眠症の情報が中心で、過眠症専門の診療所を見つけるのは容易ではありません。

そもそも睡眠の専門医自体が少なく、過眠症に関する知識を持っていない医師もいるため、別の病気として診断されてしまうこともあります。精神疾患だと診断されて投薬治療が始まると、なかなか減薬・断薬できなくなってしまう場合もあるので注意が必要です。

そこで、ここからは過眠症に対応する医療機関の選び方や、診断に至るまでのプロセスについて解説します。

睡眠外来や専門医の探し方

過眠症や眠気の問題で困ったときには、睡眠の専門医に相談することが大切です。

日本睡眠学会のホームページには、認定された睡眠専門医がいる医療機関のリストが掲載されています。この中で「機関A」に該当する病院を選び、電話で「過眠症について診てもらえるか」「入院検査が可能か」を確認してから訪問するのがおすすめです。

地方では選択肢が少なく、遠方への移動が必要な場合もありますが、一度診断が下りれば、その後は近くの病院や薬局で薬を出してもらうことも可能です。診断を受けることで治療への第一歩を踏み出せます。

遠方でも一度は専門機関を受診し、スムーズな問題解決を目指しましょう。

認定された睡眠専門医がいる医療機関のリスト
日本睡眠学会専門医療機関

日本睡眠学会ホームページ

過眠症の診断には、他の疾患の可能性を排除する必要がある

過眠症の診断に至るには、他の疾患の可能性を排除することが重要です。

つまり眠気の原因が、内科的疾患や精神的な問題に起因している可能性を否定した上で、最終的に過眠症と診断されます。そのために、まずは内科や心療内科で検査を受け、問題がないことを確認します。その後、睡眠外来を受診し、1泊2日の検査入院で詳細な診断を行う流れが一般的です。

もしご自宅の近所に睡眠専門の医療機関がない場合、まずは近くの信頼できる内科や心療内科を受診してみましょう。もし他の疾患が見つからない場合は、遠方でも睡眠専門の医療機関を受診して過眠症かどうか検査をしてみてください。

このとき、精神科や心療内科を受診する際は医師の専門性を確認し、誤った診断や不適切な治療に陥らないよう要注意。一見面倒に思えるプロセスですが、確実な診断を得るためには不可欠な手順です。

まずは一歩を踏み出し、信頼できる医療機関を見つけましょう。

過眠症の治療方法

過眠症の治療は、十分な睡眠の確保と自分に合った服薬方法(服薬しないことも含め)を見つけること、そしてナルコレプシーにおいては仮眠を取り入れることなどが挙げられます。

ナルコレプシーや特発性過眠症のほとんどは、一生付き合う病気です。うまく病気と付き合っていくことが必要となります。

一方で、クライネ・レビン症候群は症状が自然に収まる(寛解する)という報告があります。

かつての文献では、寛解するまでに平均で14年かかるとされていたので、10代発症だと30代では症状が治まっている計算になります。しかし、近年の調査では、40歳を過ぎても寛解せずに苦しんでいる人がいることも明らかになっており、症状の経過には大きな個人差があることがわかっています。(2024年 睡眠学会)

さらに、医師でもこの疾患について知らない場合があり、患者が適切な治療を受けられる体制が十分とはいえません。だからこそ、信頼できる睡眠の専門医に相談することが非常に重要です。

過眠症の診断を受けた後は、過眠症患者会に参加してみるのも一つの方法です。患者会では、同じ悩みを抱える方々とコミュニケーションを取ることで心の支えを得られたり、専門家のサポートが受けられます。

過眠症への理解と治療体制の整備が急務である一方で、患者自身が適切な情報を得て行動することも、症状緩和への第一歩となります。

NPO法人日本過眠症患者協会の紹介

NPO法人日本過眠症患者協会は、ナルコレプシーや特発性過眠症、クライネ・レビン症候群といった過眠症に悩む患者やその家族が自主的に運営している団体です。

同じ病気を持つ人と出会う機会が少ない中で、患者同士が交流し、「自分だけではない」と安心感を得られる場を提供しています。この患者同士のつながりを作ることが、協会の主要な活動の一つです。

また、協会では啓発活動にも力を入れています。過眠症について知識を広めるため、過去にはポスターやパンフレットを作成・配布したり、学校や医療機関に送付したりする活動も行われていました。最近では、修学旅行など特別なイベントで過眠症を理解してもらうための資料を提供し、保護者や学校と連携して子どもたちのサポートを行うこともあります。

患者会の参加者の多くは、診断を受けた後に情報を求めてたどり着きますが、中には診断が確定していない段階で「どこの病院に行けばいいかわからない」といった悩みを抱えながら参加する人もいます。協会は、そのような人たちにも必要な情報を提供し、適切な医療につながる橋渡し役も果たしています。

過眠症は周囲の理解が得にくい病気ですが、この協会を通じて同じ悩みを持つ仲間や専門家とつながることで、孤独感を軽減し、前向きに向き合うきっかけを作ることができます。過眠症と診断された方や、過眠症かもしれないとお悩みの方は、ぜひお問い合わせください。

▼アクセスはこちらへ
NPO法人日本過眠症患者協会

まとめ:過眠症の正しい理解と行動で支え合おう

さまざまな過眠症がありますが、過眠症は適切な診断とサポートがあれば、生活の質を大きく改善できる病気です。

「夜に十分寝ているのに日中も眠い」といった症状があるなら、信頼できる睡眠専門医に相談しましょう。診断後は過眠症患者会に参加し、同じ悩みを持つ人々とつながることで、孤独を和らげたり専門家のサポートを得たりすることができます。

過眠症は怠けや努力不足ではなく、適切な医療を必要とする症状です。この記事をきっかけに、周囲の理解と支援を広げていきましょう。まずは自分自身の健康を守るため、そして過眠症への正しい理解を広めるため、できることから始めてみてください。

この記事でわかったこと

  • 過眠症は本人の努力不足ではなく、医療のサポートが必要な病気
  • 過眠症にもさまざまな種類がある
  • 過眠症は診断までに時間がかかる
  • 適切な医療機関を選び、他の疾患の可能性を排除できると診断される
  • 過眠症患者会が患者や家族をサポートしている

関連書籍

過眠症について、もっと詳しく知りくなりましたか?本記事を監修している朝井香子先生の「クライネ・レビン症候群の教科書」をチェックしてみてくださいね。

▼参考書籍

【書籍情報】
タイトル:クライネ・レビン症候群の教科書
著者名:朝井香子
出版社:東京図書出版

*「睡眠養生」は株式会社310LIFE(サトライフ)の商標登録です。(商標登録:第6821898号)

監修者

*「睡眠養生」は株式会社310LIFE(サトライフ)の商標登録です。(商標登録:第6821898号)

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