いびきを指摘されて気になるけど、「いびき」って病院でどうやって検査するの?どんな治療をするの?と気になっている方も多いはず。
しかし「いびき」のような睡眠トラブルの背景には、ライフスタイルやストレス、身体の構造など、さまざまな要因が関係しており、それぞれに合った対応が求められます。
そこで今回は、睡眠時無呼吸症候群のセカンドオピニオン相談まで受けている病院の先生に編集部が詳しく伺ってきました。
ご紹介するのは、鳥取県で地域に根ざした診療を続ける「ひがみ耳鼻いんこう科・いびき睡眠クリニック」です。編集部の質問にお答えいただいたのは、副院長の樋上弓子先生!「鳥取は遠いなー」という方でも大丈夫です。
睡眠の質に不安を感じている方や、ご家族のいびきが気になる方にとって、治療を前向きに考えるきっかけとなる情報を合わせてお届けします。いびき改善に役立つシリーズでお届けしますので、ぜひ樋上弓子先生の特集シリーズをチェックしてみてください。
クリニックの特徴
- 院長・副院長は海外で最新知識を学び、地域に専門医療を提供
- 検査前の会話を重視し、生活背景まで丁寧にヒアリング
- 睡眠時無呼吸症候群に対し、多様な治療法を柔軟に提案
- CPAPの継続率は9割以上、無理なく続けられる支援体制
- 子どものいびきにも対応し、必要に応じて手術や歯科連携も
地域密着型の安心感と海外で学ばれた信頼性
2011年に開院した「ひがみ耳鼻いんこう科・いびき睡眠クリニック」は、鳥取県西部に根ざしながら、中国・山陽地方全域から患者さんが訪れる地域の頼れる存在です。
誰もが気軽に来院できるようにと、院内はやわらかな雰囲気に整えられ、幅広い年代の方が安心して通える環境づくりにも配慮されています。感染症対策も徹底しており、落ち着いた空間で診療を受けることができます。
また、他院で治療を受けていて不安を感じている方や、あらためて診断を受けたいという方にも対応(セカンド・オピニオン)。
「なんとなく不安」「本当に今の治療で合っているのか見てほしい」――そんな思いに寄り添い、ひとりひとりに合った治療を見つけるお手伝いをしてくれるクリニックです。
耳鼻咽喉科と睡眠医療の両輪で支える診療体制
クリニックでは、いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)に特化した診療、一般的な耳鼻咽喉科やアレルギー科の診療に対応しています。
とくに睡眠医療の分野では、PSG検査(終夜睡眠ポリグラフ検査)やMSLT検査(日中の眠気を測定する検査)といった専門的な検査を院内で実施しています。
しかも器具の利用方法や診断もすべてドクターである樋上弓子先生ご本人が寄り添ってくれるので、検査中にもゆっくりとお話ができます。

出典:Docker’s File 集中力の低下や成績不振につながる 子どもの睡眠時無呼吸症候群
診療では、マウスピースやCPAP(持続陽圧呼吸療法)、外科的な治療まで、患者さん一人ひとりの状態に応じた幅広い治療方法が提案されています。
場合によっては、MMA(上下顎前方移動術)といった外科的治療の可能性にもふれ、必要があれば専門機関への紹介も行われます。
検査から治療までを院内で一貫して行える体制が整っているため、安心して相談しやすいのが魅力です。
また、子どものいびきにも丁寧に対応しており、鼻づまり、アデノイドや扁桃腺の肥大による呼吸の問題には、手術を含めた適切な処置が行われています。それでも改善が見られない場合には、歯科とも連携し、口を閉じて鼻呼吸ができるよう促すとともに、あごの発達に関する評価や支援も行っています。
いびき相談で来院するのは、どんな年齢層?
いびきの相談で来院される患者さんは、年齢層がとても幅広いのが特徴です。
まず、小さなお子さんでは3歳前後~小学生低学くらいまでが比較的多く、いびきを心配した保護者の方が連れて来られます。
男性では、30代ごろから受診が増えていきます。仕事や子育てに忙しくなる時期で、奥さまなどご家族から「いびきが気になる」と指摘されて来院するケースが目立ちます。
女性の場合は、閉経を迎える50〜60代が多いです。これまでご主人に指摘されても気に留めていなかった方であっても、友人との旅行で「いびきがうるさくて眠れなかった」と言われたことをきっかけに受診されるケースがあります。
また、50〜60代の男性も多く見られます。体重の増加や高血圧など、加齢とともに現れる健康変化をきっかけに受診されるケースもあります。

いびき相談で来院される患者の男女比は?
いびきの相談で来院される患者さんの男女比は、おおよそ「男性2:女性1」といった割合でしょうか。
大きな病院では男性の患者さんが多い傾向がある一方で、女性は「少し気になる」といった段階でも相談しやすいことから、クリニックのような身近な医療機関を選んで相談にいらっしゃるケースが目立ちます。
実際に開業してからは、女性の患者さんが増えてきたという実感があるそうです。
いびきへの関心や受診のきっかけは、性別によっても少し違いがあるのかと感じています。

出典:Docker’s File 集中力の低下や成績不振につながる 子どもの睡眠時無呼吸症候群
いびきが気になり始めてから来院相談まで、約10年かかる現実⁉️
いびきに悩んでいる方の多くは、「気になってはいるけれど、なかなか病院に行くきっかけがない」という実情があると思います。
ひがみ耳鼻いんこう科・いびき睡眠クリニックに来院する患者さんに「いびきの症状がいつからあるの?」と尋ねると、「10年前からです」と答える方が少なくないんです。
家族や周囲にいびきや無呼吸を指摘されていても、「どこを受診したらいいのか分からなかった」「そこまで困っていなかった」という理由で、長年そのままにしていたという声が多く聞かれます。
特に受診のきっかけになるのは、家族からショックを受けるような強い指摘をされたときや、旅行中に同室の友人から責められたとき。あるいは大きな病気の治療中に医師からいびきについて言及された等の理由で、ようやく重い腰を上げて受診につながるケースが多いそうです。
中学生では、修学旅行を控えたタイミングで相談に来ることもあります。ただし、旅行直前に来院しても、いびきをすぐに完全に止めることはできないので、もう少し早く来院して欲しいですね。
もちろん応急的な対策はします。具体的には、鼻呼吸がしやすいように鼻の通りをよくし、鼻呼吸が可能な状態で口にテープを貼って寝るよう指導することもあります。
また、横向きで眠る姿勢を勧めるなど、すぐにできる対応を提案したうえで、必要に応じて本格的な治療へ進めていくという流れになります。
人によっては、旅行が終わると目先の心配がなくなって、そのまま来院しなくなる方もいます。でも、他の方と「旅行を楽しみたい」「今後のために向き合いたい」と考えて、受診をきっかけに本格的な対策に取り組む方も多くいらっしゃいます。

カナダ留学で得た先進知識を、地域の診療へ
副院長の樋上弓子先生は、大学病院で睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療経験を積んだのち、カナダ・マニトバ大学へ留学されました。
もともとこの留学はご主人が中心で、弓子先生は付き添いという立場だったそうです。
ところが、現地で出会ったのが、アメリカ睡眠学会の会長を務めたこともある世界的な睡眠医療の専門家。研修内容があまりに魅力的だったため、弓子先生は思わず「自分も勉強させてほしい」と直接申し出たといいます。
事前に許可を取っていなかったにもかかわらず、博士に快く受け入れてもらえたことで、本格的に学ぶ機会を得ました。

当時0歳だった赤ちゃんをベビーカーに乗せてラボに通い、PSG(終夜睡眠ポリグラフ検査)やMSLT(反復睡眠潜時検査)などの検査に立ち会い、CPAP治療のタイトレーション(最適圧の調整)まで学んだそうです。

赤ちゃんが寝ている時間が多いとはいえ、赤ちゃん連れの勉強でもラボ内がサポートしてくれる温かい環境があったことで、専門的な知識を習得することができました。

こうした学びを経て、帰国後は地域に根ざした専門クリニックとして診療を続けています。現在、同院は日本睡眠学会の認定施設となっており、県外からも患者が訪れるなど、高い信頼を集めています。

出典:ひがみ耳鼻いんこう科・いびき睡眠クリニック 院長のご挨拶より
話す時間が“気づき”につながる。眠気に向き合う診療室
睡眠トラブルの背景には、人それぞれ異なる原因が隠れています。診療時や検査前のささやかな会話をきっかけに、生活習慣や見落とされがちな疾患にも丁寧に目を向ける診療が行われています。
睡眠トラブルの原因を探る、丁寧な対話と診療
「眠気があって困る」という相談には、さまざまな要因が隠れていることも多いため、丁寧な対話が欠かせません。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)を調べるためのPSG(終夜睡眠ポリグラフ検査)の準備には、およそ1時間ほどの時間がかかりますが、その間に患者さんとゆっくりおしゃべりすることを大切にしているそうです。

睡眠トラブルの背景には、生活スタイルや睡眠時間、体内リズムの乱れといった日常の習慣だけでなく、むずむず脚症候群などの隠れた疾患が関係していることもあります。
そうした要因を見つけるために、何気ない会話を通じて多面的に原因を探りながら、その方に合った対応を柔軟に考えていく。
ただ検査や治療を行うだけではなく、一人ひとりの背景に寄り添いながら進める診療スタイルが、多くの患者の信頼につながっています。
睡眠時無呼吸症候群治療の、多様な選択肢
睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対する治療では、CPAP(持続陽圧呼吸療法)を中心に、患者の状態に応じた多様な選択肢を用意しています。
治療方法はCPAPだけでなく、必要に応じてマウスピースや手術も提案されています。
具体的には、鼻の手術、アデノイドや扁桃腺の摘出、さらには日本では最新の舌下神経電気刺激療法長期管理の資格も山陰地方では私だけが取得しています。根本的な改善が見込める患者には、専門医への紹介も含めて幅広い選択肢を提示している点が大きな特長です。
高いCPAP継続率
ひがみ耳鼻いんこう科・いびき睡眠クリニックでのCPAP治療(持続陽圧呼吸療法)に関しては、継続率が9割以上と非常に高くなっています。その背景にはいくつかの理由があります。
まず、患者ごとに適正な圧力を的確に見極める「タイトレーション」の技術が高く、治療の導入がスムーズに進むこと。
加えて、院長・副院長ともに実際にCPAPを使用していることから、実体験に基づいたアドバイスや使用感に即したサポートができること。
無理なく続けられる工夫が随所にあり、「ここなら安心して任せられる」と感じる患者が多いのも頷けます。
また、治療を単なる機械の装着ではなく、生活全体のなかで支えるものとして捉え、一人ひとりの状況に合わせた丁寧な指導や声かけを行っている点も、治療を続ける上での大きな支えになっています。

まとめ:睡眠やいびきの悩みに、優しく寄り添うクリニック
「いびきが気になる」「朝すっきり起きられない」といった、日常のちょっとした違和感も、実は睡眠に関わるサインかもしれません。
いびきや無呼吸の治療によって、日中の集中力や仕事のパフォーマンスが高まったり、ご家族との時間がより心地よくなったりすることもあります。
「ぐっすり眠れるようになった」「また家族と同じ部屋で眠れるようになった」といった前向きな声も数多く寄せられています。
ひがみ耳鼻いんこう科・いびき睡眠クリニックでは、検査の前にじっくりと話を聞きながら、治療の選択肢を患者さんと一緒に考えていく診療スタイルを大切にしています。症状を和らげるだけでなく、トータルで生活の質を高められるような治療を受けられるのが大きな魅力です。
鳥取県周辺で睡眠に不安を感じている方は、どうぞお早めに相談してみてください。信頼できる医師のもとで睡眠を改善し、より快適に過ごせる毎日をめざしましょう!
監修:樋上 弓子
クリニック情報
ひがみ耳鼻いんこう科・いびき睡眠クリニック
| 項目 | 詳細 |
| 住所 | 〒689-3553 鳥取県西伯郡日吉津村大字日吉津1584-3 |
| 院長 | 樋上 茂 |
| 副院長 | 樋上 弓子 |
| 休診日 | 水曜日、祝日 |
| 診療科目 | 耳鼻咽喉科全般、いびき睡眠外来 |
| 公式ホームページ | http://www.higami.jp/ |
| いびき睡眠外来の予約ページ |
予約方法
以下のURLよりご予約いただけます。
https://park.paa.jp/park2/clinics/2048/businesses/05/?from_clinic_top_flg=true
睡眠養生 編集部 より:取材裏話
「いびき」や「眠気」といった症状は、常に感じるからこそついつい放置してしまいがちではないでしょうか?しかし、自分が眠っている間には気付けない「いびき」の症状が、実は他人からみてみると「ひどい騒音」と「つらそうな寝姿」になっているケースもあります。
日中の眠気を常に感じるほど「いびき」による睡眠の質の低下がある場合、放っておくと心や身体に影響を及ぼし、心血管疾患などのリスクにつながることもあります。
診察に行く前には「これくらいで受診してもいいのかな?」「いびきの相談って、ちょっと恥ずかしい……」と迷う気持ちもあるかもしれません。
しかし、ひがみ耳鼻いんこう科・いびき睡眠クリニックでは明るく親しみやすい先生方なら、やさしく丁寧に話を聞いてくれるので安心。最新の知識と技術に基づいた、信頼できるいびき治療を受けることができます。
また編集部がとても感動したのは、樋上弓子先生が「私も顎が小さくって、CPAP使ってるから!こういう小さいコツで肌荒れしない方法とかあるの!」と具体的な利用者視点でのアドバイスを惜しみなく教えてくださること。
医師として診察と指導をするだけではなく、治療に向き合うパートナーのように、日常生活での活用方法の相談にのってくださいました。
モヤモヤと悩んでいても、改善には繋がりませんよね。専門医に診てもらったうえで「意外と大丈夫」なのか、「治療が必要なのか」、どちらかがわかってきます。
改めていびきや睡眠の悩みと向き合うことで、日々の生活がより快適に、より豊かになるはずです。本記事が、そんな第一歩のきっかけになれば幸いです。
*「睡眠養生」は株式会社310LIFE(サトライフ)の商標登録です。(商標登録:第6821898号)



