毎日のストレスが睡眠に影響していると、実感することはありませんか?
たとえば、寝る前に嫌なことを思い出してイライラしてしまうと、なかなか眠れなくなったりしますよね。また、ストレスが強いと、夜中に目が覚めたり、嫌な夢を見てしまったりすることもあるかと思います。
このようなストレスと睡眠の関係には、「コルチゾール」というホルモンが大きく関わっているのです。
今回は、このストレスホルモンとも呼ばれる「コルチゾール」に焦点を当て、どのようにすれば快適に眠れるのかを解説していきます。
この記事でわかること
- ストレスホルモンはどうして存在するのか?
- 睡眠のためのストレス管理
- ストレスホルモンを低減させてぐっすり眠る方法
コルチゾールとは?ストレスホルモンって何故存在するの?
「コルチゾール」とは副腎皮質から分泌されるホルモンで、別名「ストレスホルモン」と呼ばれています。
「ストレスホルモン」というと不要なものだと感じるかもしれませんが、実は私たちの体にとって非常に重要な役割を果たしているんです。
コルチゾールは健康を維持するために重要なホルモン
「コルチゾール」は肝臓の代謝をサポートし、血糖値の調整や脂肪の分解、筋肉の維持に関わっています。
また、炎症やアレルギーを抑える抗炎症作用を持ち、免疫機能の調整も行います。
ストレスが続くとコルチゾールの分泌量が増えることがありますが、このホルモンは体の生命維持に欠かせない存在なんです。ストレスの状態を調べる研究では、コルチゾールのレベルを測定することがよくあります。

就寝前のストレスは睡眠を妨げることもある
ストレス状態が続くと、実際に「コルチゾール」の分泌が増加します。
「コルチゾール」の増加によって免疫機能がサポートされ、運動の効果も高まるため、決してストレスはネガティブな側面だけではありません。
しかし、ストレスが長期間続くと身体への負担が増してしまいます。就寝前にコルチゾールの値が高いままだと、不眠や安眠の妨げになることもあるんです。
実際の研究でも、長期間にわたって高いストレスが続くと、血圧や血糖値の上昇、さらには睡眠に悪影響を及ぼすことが報告されています。
睡眠のためには夜間のストレス軽減が重要
ぐっすり快眠するためには、夜間にストレスを軽減させることが大切です。リラックスする時間を確保し、心地よく眠るための準備をしてみましょう。
日中の不安やストレスが夜間の睡眠に悪影響を及ぼすことも
リラックスした状態で眠ることができれば、睡眠の質が向上し、コルチゾールのバランスも整いやすくなります。
しかし、日中にストレスを感じると体が緊張し、コルチゾールの分泌が増えます。その結果、身体が過度に頑張りすぎる状態になりがちです。ストレス過多な状態が続くと、副腎皮質が疲弊し、コルチゾールの過剰分泌が続くこともあります。
現代社会では、さまざまなストレス要因が存在します。快適に過ごしているつもりでも、何らかの不安を感じたり、異常気象や災害などの心配もあって、知らず知らずのうちに体が緊張してしまうことも少なくありません。

就寝前のストレス軽減が睡眠の質向上につながる
日中に受けたストレスが、夜間の睡眠に影響を与えることは少なくありません。
ぐっすり眠るためには、就寝前にリラックスする時間をしっかり確保することが大切です。
このリラックス時間を取り入れることで、睡眠の質を向上させる効果が期待できます。さらに夜間のストレスを軽減することで、血圧や血糖値への悪影響を抑えることも期待できるでしょう。
リラックスする時間を持つことで、自律神経がコントロールするコルチゾールの分泌バランスにも良い影響を与えます。ぜひ、毎日の生活にリラックスタイムを取り入れてみてください。
コルチゾールを低減させ、ぐっすり眠るために効果的なリラックス方法
就寝前に、高価的にリラックスする方法を2つ紹介します。どのような環境、気分でも簡単に取り入れやすいリラックス方法なので、ぜひ試してみてください。
心が癒される動画や内容を知ってる書籍を見てリラックス
まず1つ目におすすめしたいのは、リラックスできるお気に入りの動画やコミックなどを観ること。
子供や動物のかわいい動画は、心を癒してくれますよね。
また、あまり頭を使わず、気軽に楽しめる動画や、旅行先の思い出を振り返る映像も効果的です。波打ち際や森の中で風がそよぐ音など、自然の風景を楽しむ動画はリラックス効果が高く、心を落ち着かせてくれます。

書籍などで読むことのほうが理想ではありますが、現代はスマホやタブレットのほうが身近になっています。必ず以下のポイントを注意して、ベッドではリラックスできるものを見るようにしましょう。
▼ベッドでスマホやタブレットを見るときの注意点
- ナイトモードにして通知とブルーライトを必ずカット
- 省電力モードにして薄暗い画面にする
- 癒やされる動画であること
- 展開がわかるような書籍や刺激が少ないコミック
- ライブ映像や展開が気になる映像は避ける
- ショート動画など短時間で印象深い映像は避ける
- SNSなど友人からの通知は全てオフにする
深呼吸をしながら、身体の感覚に意識を集中してリラックス
2つ目の方法は、お布団の中での深呼吸です。
ゆっくりと気持ちよく息を吸い、同じように気持ちよく吐くことを繰り返しましょう。できればお腹に手を当てて、お腹の動きを手で感じるようにします。
深呼吸をするときは、息の音や、手のひらで感じるお腹の動きなど、五感を使って体全体で感じることを意識してみてください。
このとき、手が温かくなったり、体の緊張がほぐれたりする感覚に集中しましょう。そうすることで、自然と雑念が消え、心地よい眠りへと導かれることが期待できます。

まとめ:コルチゾールは生きるために必要なホルモン!でも就寝前のストレスには要注意
今回は、ストレスホルモンとして知られる「コルチゾール」について解説しました。
「コルチゾール」は、副腎皮質から分泌されるホルモンで、覚醒を促す働きを持っています。交感神経を刺激し、心拍数や血糖値、血圧を上げることで、体を活性化させるのに重要な役割を果たすものです。
糖のエネルギー代謝にも関与し、炎症を抑え、免疫機能を高める効果もあります。そう考えると、ストレスホルモンというよりも「頑張るモードのホルモン」といえるかもしれません。
しかし、就寝前にストレスが高まっているとコルチゾールの分泌が増え、睡眠の質が低下してしまうこともあります。不眠症のリスクも高まるため、おやすみ前には意識的にリラックスする時間を設けることが大切です。
リラックスタイムを取り入れることで、自律神経が整い、コルチゾールの分泌バランスも改善されます。ぐっすり眠って快適な毎日を過ごすためにも、就寝前はゆったりと過ごしましょう。
この記事でわかったこと
- ストレスホルモンは生きるためにとても重要な役割を果たしている
- 日中や就寝前のストレス軽減が良質な睡眠をサポートする
- 就寝前に癒される動画を見たり、深呼吸したりすると効率よくリラックスできる
この内容をPodcastのラジオ番組で聞くことができます。
監修
*「睡眠養生」は株式会社310LIFE(サトライフ)の商標登録です。(商標登録:第6821898号)





















