「もう少し眠りたいのに、なぜか毎朝同じ時間に目が覚めてしまう」
そんな状態が続いていませんか。
たとえば、朝6時半まで眠る予定だったのに、朝方4時頃になると目が覚めてしまう。そして、一度起きるとなかなか二度寝ができない。このような早朝覚醒は、決して珍しいものではありません。
年齢や一時的な疲れの影響と考えられる場合もありますが、実際には、睡眠のリズムや身体のコンディション、日中の過ごし方が関係しているケースも多くあります。
そこで今回の記事では、早朝覚醒が起こる背景を整理しながら、日常生活の中で見直したいポイントと対策を解説します。
この記事でわかること
- 朝方の睡眠状態
- 朝方に目が覚めてしまう理由
- 朝方に目が覚めてしまう人の栄養状態
朝方は夢を見る「レム睡眠」が多くなる
睡眠は一晩のあいだに、ノンレム睡眠とレム睡眠を約70〜120分の周期で繰り返しています。
この周期の中で、朝に近づくにつれて増えてくるのがレム睡眠です。
レム睡眠は、かつては「浅い睡眠」だと思われていましたが、実はとても大切な役割を担っていることが近年の研究でわかってきました。
レム睡眠中、脳は日中に受け取った情報を整理し、必要なものを定着させながら、不要な情報をそっと手放していきます。同時に、感情の整理も進み、ストレスによる緊張を和らげ、心のバランスを整える働きも行われています。
また、朝方のレム睡眠は、脳が目覚めに向けて少しずつ準備を始める「アイドリング状態」でもあります。レム時間を経て起きることで、頭がスッと切り替わり、比較的すっきりとした目覚めを感じやすくなるのです。
しかし、早朝に目が覚めてしまう日が続くと、レム睡眠が少なくなってしまいます。すると、本来行われる脳や心のメンテナンスが、十分に行われなくなってしまいます。

朝方は小さな光の刺激でも覚醒しやすい
朝方は、わずかな光の刺激でも目が覚めてしまうことがあります。
例えば、枕元で充電しているスマホの充電ランプや、通知が来た時の画面の光。たとえ小さな光だとしても、まぶたを通して刺激が感じられ、脳は「朝が来たかな?」と勘違いし、目が覚めてしまうのです。
その他、エアコンや空気清浄機など家電の電源ランプ、カーテンのすき間から漏れる街灯の光にも反応する場合があります。夏場であれば、朝早くに昇る太陽光も早朝覚醒につながりやすくなります。
対策としては、寝室の環境を見直し、視界の範囲内に光が入らないように工夫するのが効果的。できれば遮光カーテンや雨戸を使用し、さらに光による刺激が入らないようにベッドの向きも工夫するのがベストです。
どうしても寝室の環境を変えられない場合は、アイマスクを活用してみてください。心地よくつけられるアイマスクを着用することで、朝までぐっすり眠れる場合があります。


栄養バランスの乱れが朝方の覚醒に影響することも
意外と見落としがちなポイントとして、栄養バランスの乱れが朝方に目覚める原因になることもあります。
長く眠り続けるための栄養が足りない
睡眠による養生のために必要な栄養素が不足していると、朝方に目が覚めやすくなることがあります。
睡眠はただ休んでいるだけではなく、身体のリカバリーをする時間です。例えば、ホルモンの分泌によって筋肉や神経系がケアされ、脳のクリーニングが行われています。
しかし、栄養が不足していると、リカバリーをするための素材がなくなってしまうのです。すると、睡眠を維持できなくなり、目が覚めてしまう場合があります。


更年期による不眠はサプリで栄養補給を
更年期の女性も、朝方に目が覚めやすくなることがあります。
こうした症状も、栄養バランスを改善することで軽減され、朝までぐっすり眠りやすくなる場合があります。
栄養不足が原因だと考えられる場合は、食生活を改善してみましょう。忙しくて難しいと感じる方は、マルチビタミンやミネラル、タンパク質、アミノ酸系のサプリメントを摂取してみてください。
更年期の女性には、特にプラセンタのサプリメント摂取が効果的な場合もあります。
プラセンタは、赤ちゃんに必要な栄養が詰まっている成分。補給することで、年齢とともに疲れてきた身体やホルモンバランスの乱れを整える助けになります。

睡眠によい漢方を使うのもおすすめ
漢方も、睡眠によい影響を与えることがあります。
漢方には豊富な栄養食材が含まれており、補給することでリラックスを促し、安定した睡眠をサポートしてくれます。
たとえば「加味逍遙散(かみしょうようさん)」は、睡眠を安定させ、朝までぐっすり眠れるように導いてくれる漢方です。朝まで睡眠を維持できるため、レム睡眠の時間もしっかりと確保でしやすくなります。
漢方が気になる場合は、漢方の専門家に相談してみるのがおすすめです。ご自身の体質に合った漢方を処方してもらうと、よりぐっすり眠れるようになるかもしれません。
漢方については、以下の記事も参考にしてみてください!

まとめ:朝方に目覚めてしまうときは就寝環境と栄養バランスを改善しよう
朝方に目が覚めてしまう場合、まずは睡眠環境をチェックしてみましょう。
寝室を見直して、視界の範囲内に小さな光がないか確認してみてください。寝具を見直し、快適に着られるパジャマを着るのもおすすめです。
さらに、最近栄養バランスが崩れていると感じている方には、食生活を見直してみましょう。
食事を見直すのが難しい場合は、マルチビタミン、ミネラル、アミノ酸、プラセンタのサプリメントを取り入れてみてください。漢方が気になる場合は、漢方薬局や漢方内科などで相談してみるのもおすすめです。
どうしても朝型の目覚めが改善しない場合は、睡眠専門の医療機関に相談してみてください。
この記事でわかったこと
- 朝方は夢を見る「レム睡眠」が増える時間帯
- 朝方は太陽光や電子機器の小さな光による刺激で覚醒しやすい
- 朝方に目が覚めてしまう人は栄養バランスが乱れているケースが多い
この内容をPodcastのラジオ番組で聞くことができます。
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執筆
*「睡眠養生」は株式会社310LIFE(サトライフ)の商標登録です。(商標登録:第6821898号)






















