家族やパートナーと同じ寝室を使うと、家族一緒で安心して眠れる反面、お互いの動きや音が気になってぐっすり眠れなくなる時もありますよね。たとえ夫婦や親子とはいえ、寝ている間に布団の取り合いをしたら、心地よいとは言えませんよね。
そんなときに大切なのは、同じ寝室の中でも、できるだけ互いに心地よく眠れる環境を確保すること!
たとえば、個々の体調や部屋の環境に合わせて、明るさや温度、寝具の選び方など、ちょっとした工夫で睡眠の質を大きく左右するんです。
寝室の環境を大きく変えられない場合でも、工夫次第で睡眠の質を向上できます。そこで今回は、家族やパートナーと同じ寝室でも快適に眠るための3つのポイントをご紹介します。
この記事でわかること
- 睡眠を妨げるパートナーの音の対策
- 睡眠を妨げる寝室の空気の対策
- 睡眠を妨げる寝具の対策
- 家族やパートナーと同じ寝室を使うメリット
パートナーと一緒に寝るときにチェックしたい3つのポイント
家族やパートナーと同じ寝室で寝る際に、同じベッドや寝具を共有していると、どうしても互いの睡眠を妨げやすくなります。
寝返りの振動、いびきや寝言などの雑音は、寝ている間の気づかぬうちに大切な相手の睡眠を邪魔して途中覚醒を促す要因になっています深い睡眠と浅い睡眠のサイクルは、人やその日の体調でも全く異なります。お互いの睡眠に悪い意味で干渉してしまうのが同室での就寝です。
では、同じ部屋で寝るとして、お互いに良質な睡眠を確保するために、どのようにすれば良いのでしょうか?今回は、簡単にできる3つのポイントをお伝えします。

1. 寝言やいびき、歯ぎしりなどの「音」
家族と同じ寝室で睡眠をとる際に、まずおすすめしたいのは耳栓の使用です。特に音楽家のような音の感度が高い方や、女性にはオススメです。
音は深い眠りを妨げ、無意識のうちに眠りが浅くなる原因になります。しかも、それが寝言のような人の声だと、就寝時に見張り番機能という防衛本能が音をサーチし、「起きるべきか?」と自然とセンサーが動いてしまいます。対して、人は夢を見たりして寝言を発することは、よくあることです。よく寝言を言うタイプのかたと一緒に寝ている場合は、特に耳栓は有効です。
特に音に過敏な方は、パートナーや家族がいびきや寝言、歯ぎしりなどの音で睡眠が浅くなったり、目覚めてしまったりするでしょう。
また、育児経験のある女性は音に敏感であることが多く、少しの物音で子供が起きたのではないか?と一瞬目を覚ますこともよくあること。同室の家族のちょっとした動きや音で、すぐに目が覚めてしまうことよくあるでしょう。
そんなときは、耳栓を使って音を遮断することで、安定した睡眠を得ることが可能です。柔らかい耳栓を使うと、寝返りを打ったときの違和感が少なく快適に眠れます。市販されている耳栓の中から、快適に着用できるものを見つけてみてください。

2. 空気の状態
2つ目にチェックしたいのが、空気の流れと室温です。
狭い部屋で長時間眠っていると、室内の二酸化炭素濃度が蓄積し、対して酸素は減っていきます。就寝中の一晩という数時間を密室で数人が呼吸していることで、全員の呼吸の質が悪くなりがちです。
眠っている間に酸素が不足すると、呼吸数が増えて緊張状態に近づき、熟睡が妨げられます。これを防ぐためには、ドアを少し開けて寝室の空気を循環させ、常に新鮮な空気が入るように整えるのが効果的です。

また、室温も睡眠の質に影響する要素です。快適に感じられる温度は、男女や筋肉量、年齢などの影響で大きく異なります。
夏場は、暑がりな方にはエアコンを合わせるように設定しましょう。ただし、キンキンに冷やすのではなく、暑がりでもある程度、涼しく感じられる室温で環境を整えます。対して、同室で眠る寒がりな方は暖かい寝具を使うと、お互いに快適な環境が作り出せます。
逆に、冬場は寒がりな方に合わせて暖かい環境を作り、暑がりな方が薄手の寝具を使って調整してみてください。つまり、季節によって着脱する服装や寝具で、寒がりまたは暑がりな方の合わせられる方の着用アイテムで快適さをサポートします。夏場であっても、薄着で寝ている暑がりな相手が眠れる気温で、ご自身が寒いのであれば冬物のパジャマを着用してみましょう。
片方が我慢することで眠りが妨げられないよう、お互いにバランスの良い室温をお互いに相談しながら模索し、同室で眠る方と一緒に、空気の流れと快適な室温を探り、お互いに心地よく眠れる環境を見つけましょう。
例:参考に、夏場の例を具体的に書いてみましょう。
● 寝室は、暑がりさんに合わせて26〜26.5度のエアコン設定で朝まで空調はオンにします。
● ドアは換気のために少しだけ換気のために開けておきます。
● パジャマ:暑がりな方は薄着の涼しいものを着用し、寒がりな方は秋冬用を着用します。
● 寝具:ふたりとも夏用の掛け布団です。
これで、快適にふたりともが朝までぐっすり眠れる、といったケースが考えられます。
もしも、これでも寒がりな方が寒い場合には、寝具を春秋用の掛け布団にプラス肌掛けを足してアレンジして快適な寝具環境を整えてみましょう。
3. 寝具環境
3つ目にお伝えしたいのが、マットレスと掛け布団です。
別々のマットレスを使用し、お互いの動きが伝わらない環境を整えるのが理想です。例えば、シングルベッドを2つ並べて配置することで、寝返りや動きの影響を軽減できます。
ダブルサイズのマットレスを共有すると、相手の動きが寝具全体に伝わり、眠りが浅くなってしまうのです。それぞれシングルの寝具を使うことで、寝返りや足の動きを気にせずに眠ることができ、快適な睡眠が得られるでしょう。
マットレスを変えられない場合は、掛け布団を別々にするだけでも効果があります。朝まで眠っている長時間の間に、布団を取り合いにならないだけでも、睡眠の質の改善が期待できます。
この方法は、親子で同じ寝室を使う場合にもおすすめで、特に寝返りが多い子どもと寝る際に役立ちます。
お互いの睡眠を守るため、掛け布団や温度設定を工夫して、快適な寝室環境を整えてみてください。

家族やパートナーと一緒の寝室を使うメリット
家族やパートナーと同室で眠ることには、デメリットが多いと感じるかもしれませんが、実は大きなメリットもあります。
それは、一緒に眠っているからこそ、お互いの睡眠の異常に気づけることです。自分では寝ている間の状態に気づくことは難しいですが、同室者がいれば、いびきが大きくなっていたり、呼吸が一時的に止まったりする異常な兆候を発見できます。または、精神的なストレスに苛まれ、うなされて苦しんでいるケースもあるかもしれません。

年齢を重ねるにつれて、ほとんどの方は睡眠の質が低下する傾向にあります。本人が気づかぬうちに、同じ部屋で寝るパートナーからみて「いびきが増えてきた、寝言が多くなった、寝相が変わってきた」など、これまでにはなかった変化に気づくことができます。
これらの睡眠の質の低下は、生命予後の悪化など、様々な生活習慣病などの体調の悪化につながっていきます。パートナーの睡眠に意識を向けることで、大切な方の不眠や睡眠時無呼吸症候群などの疾患につなる前に早期発見が可能になるのです。
例えば、ストレスが増えたことで寝言が増えることがありますが、それに早めに気づけば、リフレッシュの時間をお互いに意識して取ることもできるでしょう。
「ちょっとうなされていたよ、疲れているかも。週末は休みを取って森林浴に出掛けてみよう!」「今度の休暇には、温泉に行ってみよう」といったコミュニケーションを意識してみては、いかがでしょうか。
特に気をつけていもらいたいのは、いびきや呼吸停止の兆候!これは、生活習慣病や他の健康リスクを高める可能性があります。同室者が気づいた場合には、早めに専門のクリニックを受診することで、様々な疾患リスクを軽減することができます。

同室に寝ていることは、お互いの健康を守り合うための大きな環境として、睡眠の質を守るための重要な手段として、前向きに捉えることができるでしょう。
もし、別々に眠っている場合は、相手の寝室前を通過したときに「いびきを、かいていないかな?」と少し意識して耳を傾けてみることも大切です。昼寝の時にも同じ様です、気になるいびきなどのサインをお互いで見守っていきましょう。

まとめ:大切な人の健康を守るために、快適な睡眠環境を整えよう
家族やパートナーと同じ寝室で眠る際、快適な睡眠環境を保つためのに3ポイントを見直してみましょう。
まず1つ目は音です。
いびきや寝言など、相手の音が気になる場合は、耳栓を使って音を遮断しましょう。耳栓を使うことで、音の影響を受けずに深い睡眠を確保しやすくなります。
2つ目は、空気と室温の管理です。
同じ寝室で眠っていると、二酸化炭素が増えて息苦しくなるため、空気の循環を意識しましょう。室温は、夏は暑がりの方に、冬は寒がりの方に合わせて設定し、もう一方は寝具やパジャマなどで調整してみてください。
3つ目は、寝具です。
マットレスや掛け布団は、それぞれ別にすることをおすすめします。同じ寝具を共有すると、相手の動きによる振動で睡眠が浅くなる可能性があるため、掛け布団だけでも別々のものを使うのがおすすめです。
また、ときには別の部屋で寝て、質の良い睡眠を確保することも大切です。
旅行先のホテルでツインルームが取れないなど、同室での環境が整わないときは、思い切って時には寝室を分けることで、しっかりと疲れをリカバリーできます。
家族全体の健康にもつながるので、ぜひ個々の睡眠エリアを守るように、「必ず一緒にいるべき」という概念に問わられず、柔軟に睡眠環境を調整してみてください。
それぞれが気持ちよく、朝まで眠れるようになることで、疲労回復も整います。十分な休養感は、結果的にメンタル面にも影響を与え、気持ちにゆとりも生まれます。きっと、いつも以上に優しさのあふれるコミュニケーション出来るようになるメリットが期待できますよ。
この記事でわかったこと
- 音に敏感な場合は耳栓を使い、いびきや寝言などの音を遮断する
- 空気の循環と室温管理で、快適な呼吸環境と最適な睡眠温度を整える
- 別々のマットレスや掛け布団を使用して振動による覚醒を防ぐ
- 同じ寝室を使うことで、相手の睡眠異常に気付きやすくなるメリットもある
この内容をPodcastのラジオ番組で聞くことができます。
監修
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