理想の枕で得られるメリットは?自分に合う最適な枕を見つけるための基礎知識を睡眠環境・寝具指導士が解説!

快適な眠りを手に入れるために、枕を変えたいと思っていますか?

枕選びは意外に奥深く、どれが自分に合うのか悩んでしまいますよね。広告を見るたびに、次々と新しい枕が目に入ってくるのも迷う原因。ついつい「今よりもっと快適な枕があるのかも…。」という気分になります。

実際、適切な枕を選ぶことができれば、朝までぐっすり眠れるようになります。

では快適な枕選びはどのようにすれば良いのでしょうか?快適な睡眠を得るための枕選びのポイントや、枕を変えることで得られるメリットについて睡眠環境・寝具指導士の大木都がお伝えします。最後までチェックして、心地よく眠れる枕を見つける方法を手に入れましょう

この記事でわかること

  • 枕を変えるメリット
  • 枕選びのポイント
  • オーダーメイド枕や高級枕買うときのコツ
目次

満足感が続かない?枕を探し求める「枕難民」の実態

枕は年々進化を遂げており、数千円でカスタマイズできるものから、1万円のセミオーダー枕まで多種多様にあります。さらには、数万円でフルオーダーメイドの高級枕もあります。

ご相談をいただくパターンは、1万円を超える枕を厳選して購入して最初は満足していたものの、しばらくするとしっくりこなくなる。「この枕で良いのだろか?」というご相談です。

健康意識が高く、睡眠を大事に思う方ほど常に快眠できる枕を探し求める「枕難民」になって毎年のように新しい枕を買っている方もいらっしゃる反面、高い枕を購入する気持ちにならず、何年も課題を感じながら同じ枕で寝ているかたもいらっしゃいます。

この記事を呼んでいる、あなたはどちらのタイプでしょうか?

この記事では、枕選びに大事な初歩的なポイントをご紹介します。ご自身に合う枕を選ぶ時の注意点をチェックしてみましょう。

課題があるなら変えよう。快適な枕で得られるメリット!

自分にフィットする枕に出会えることは、睡眠の質以外にもさまざまなメリットを得ることができます。

快適な枕で得られる様々なメリット

● 朝までぐっすり快適に眠れるてスッキリする
● 途中で目が覚める回数が減ることで同じ時間で得られる熟眠感(睡眠効率が良くなる)
● 首や頭の支えが良くなり、肩こり・腰痛・頭痛などの悩みが減る
● 寝返りがスムーズになり、寝起きの倦怠感が減る
● いびき・歯ぎしりが軽減する
● 呼吸がスムーズになり、とてもリラックスした状態で健やかに眠れる

ご自身にフィットする枕で朝まで熟睡することがメリットなのは当然ですが、物理的な身体の痛みの軽減もフィットする枕を手に入れるメリットの1つであることに注目してもらいたいです。

「枕があっていない」ということは、寝具環境が身体にフィットしていない状態で寝ているわけです。つまり、寝ている時は身体の各所に適切ではない負担がかかる寝姿勢になっています。血流が滞ったり、骨格・筋肉への負担が増えます。そこで就寝で休養をとっても肩こりも取れず、寝起きに頭痛や腰痛がおきたりします。ひどい寝癖になるケースもあります。

さらに、快適な寝姿勢が保持できる枕は、呼吸が楽になることも大事なポイント。就寝時にゆったりと落ち着いた呼吸ができると、リラックス度が高まり、就寝中の体のメンテナンスもリラックスモードでスムーズに進行していきます。就寝時の身体はリラックス状態であることは、とてもメリットが大きいです。

また高さが合わない枕では、口をぽかーんと開けて眠るケースもあります。口を開けて眠ると朝になって寝起きに喉の乾燥や違和感を感じたりします。さらに、口臭の原因になり、虫歯や口内炎のリスクが高まります。

快適に自分にフィットする枕で自然な呼吸環境を整えられると、様々なリスクが軽減されることにも繋がるんですね。

枕選びの2つの重要なポイント

枕の選び方について重要な2つのポイントを紹介します。ご自身の身体にぴったり合う枕を見つけて、快適な睡眠を手に入れましょう。

首のアーチに沿った形状の枕を選ぶ

枕選びのポイントの一つは、首のアーチに沿った形状になっていること。これは、枕単体だけではなく寝具にかけて全体の一連のバランスが影響します。横たわって枕が頭から首・肩・腰・脚にかけて、しっかりとサポートできる形状かどうかを確認することが大切です。

理想の枕の高を睡眠環境寝具指導士が解説

これは普段の立ち姿勢をキープできるように、寝具と首・頭の間に段差が生じないように、首から肩にかけて自然な形でフィットする枕を選ぶと、快適なフィット感が得られます。

ご自身がストレートネック・猫背といった姿勢が普段の姿勢になっている場合は、枕も自然と高さが高いほうが猫背っぽい姿勢をキープしやすく、フィット感がえられます。

対して、理想の姿勢を作る寝具を採用するなら、ある程度のカラダ側の準備も大事。ガチガチに凝り固まった姿勢なのに、ご自身の体のストレッチ・カラダのほぐしを入れない状態で、一般的な理想姿勢をトトノエル寝具を採用しても現状とのギャップが有り、フィット感はえられません。あくまで自分の現状の姿勢にフィットする寝具がポイントです。

では、まくらと首の角度はどの様な角度が理想なのでしょうか。

基本的に自然と首がまっすぐになるような枕の高さを選びましょう。下の図のように高すぎると首が前に曲がり、体型に対して低すぎると、首が後屈して口がぽかーんと空きやすくなります。

理想の枕の高を睡眠環境寝具指導士が解説

寝具の硬さに合わせて枕を選ぶ

もう一つのポイントは、寝具の硬さに合わせて枕を選ぶこと。

枕は首を支えますが、実際にはベッドが腰や胸、足を支えています。ベッドの硬さやお布団の柔らかさに応じて、適切な枕を選ぶことで身体から枕までの自然な姿勢を保つことに繋がります。

例えば、マシュマロのように柔らかいベッドでは、低めの枕を選ぶのがおすすめ。寝具にふっくらと沈む状態から枕がしっかり形と保とうとすると、想像以上に高い枕と感じてしまい、首に負担がかかります。硬めの寝具に対して理想的な枕は、柔らかい寝具では高すぎると感じることがあります。

寝具の選び方を専門家が解説!実は寝具の硬さでも姿勢は変わってしまいます。

オーダーメイド枕・セミオーダー枕を購入するときのコツ

専門店で枕を購入する際、実際にフィッティングを受けることがあります。しかし、フィッティングで選んだにもかかわらず、実際に家で使ってみると合わないと感じることも少なくありません。

このような失敗を避けるために、オーダーメイド枕や高級枕を注文する際のポイントをご紹介します。

枕と寝具のセットでの判断が快眠枕選びのカギ!

オーダーメイド枕や高級枕を選ぶ時、専門のフィッターが枕のフィット感や頭の収まり具合をチェックしてくれます。

しかし、自宅で使用している寝具との相性は見落とされがちです。お店で使われている寝具の硬さと、自宅の寝具の硬さが異なることがあるため、その違いを認識せずに購入すると失敗します。

寝具との相性も重要なポイントになるので、自宅で利用している寝具の素材までもピッタリのものと合わせられたらベストですが、同じ素材がその場に同じような寝具がないこともあるものです。その際には、試して寝る場所の寝具に座ったり手触りをチェックして、普段寝ているご自宅の寝具の硬さに近いか確認した上でフィッティングを試してみてください。

逆にいえば、今日は枕を買いに行くぞ!っていう日には、出かける前に改めてベッドや寝具の上に座ってみて、弾力や寝心地をチェックしてからお店に向いましょう。「うちの寝具はこれくらいの硬さ」という感覚がわかっていると、フィッティングするお店に設置してあるベッドの硬さをご自宅と比較しやすくなります。

ちょっとめんどくさいかもしれませんね。でも、1日の6〜8時間もの間、ご自身の「頭」をしっかりサポートしてくれる大事なアイテムを購入に行くんです。十分にチェックする体制を準備して購入に行くことをおすすめしたいです。

枕の柔らかさや肩まわりのフィット感も重要

枕の柔らかさや肩周りまでのフィット感は、快適な睡眠に欠かせない要素ですが、意外と首のアーチばかり気にして肩のラインに沿ったフィット感を見逃しがちです。

首や肩にかけてのフィット感が負担がなく長時間眠るために重要なポイントです。理想的な枕は、首だけでなく肩までしっかりと支えるようにフィットし、隙間なくサポートしてくれるので朝まで枕が頭を支えてくれます

さらに、横向きで寝る際にも頭がしっかりと乗るように、少し大きめの枕を選ぶとよいでしょう。目安として、頭3つ分が乗るサイズの枕を選ぶのがおすすめです。理想の枕って、意外と左右幅が大きいと感じるかもしれません。

また横向きで眠る時は、肩の分だけサポートする高さが必要になります。横向きの際に使う枕の両サイドはご自身の肩幅をサポートしてちょっと高めになっていて、仰向けに眠る際の中央部分は首のアーチにフィットする程度で枕にとっては低い高さとなります。肩幅がある方は、自ずと両サイドがしっかり枕の高さをキープする必要があります。

少し長くなりますが、まとめてみると
 ● 寝返りを打っても両サイドをサポとする幅があり、
 ● 肩のラインにもフィットし、
 ● 高さも首のアーチの支えが自然で、
 ● 寝返りを打って横向きになった時には肩の高さもサポートしてくれる

そんなフィット感がつくれる理想の枕に出会えると、、、あら不思議。朝まで枕がちゃんと頭の下にあって、肩こりも軽減された爽快な目覚めを迎えることができます。

賢い枕選びで快適な睡眠を手に入れよう

自分にピッタリの理想のフィット感のある枕を選ぶ際には、首から頭のフィット感だけでなく、肩に沿ったサポートや寝返りを考慮し、自宅の寝具の上で使う環境をセットで考慮して選ぶことが大切です。

注目すべきポイントが多くて、ご自身だけで選ぶことに悩んだら、寝具専門のアドバイザーが案内してくれるお店で購入するのが一番です。また、ご自宅で高さを調節できる便利な枕も販売しています。ご案内したポイントをチェックして、ご自身の体型や姿勢のクセにピッタリの枕環境を整えてみましょう。

寝具は1日のうちの何時間もの時間を過ごす大事な自分だけの環境です。ご自身の身体にぴったりフィットする枕を手に入れて、枕難民を卒業し、これからは心地よくぐっすり眠れる毎日を過ごしましょう。

この記事でわかったこと

  • 自分に合った枕を使うと睡眠が改善し、頭痛や肩こりも緩和する
  • 首のアーチに沿った形状かつ寝具の硬さに合うもの選ぶようにしよう
  • 普段の立ち姿をキープできる枕とベッドがフィット感の高い寝具
  • 頭3つ分のゆとりのある枕サイズが理想、肩までフィットする形を探そう
  • 枕の購入時には自宅の寝具硬さとお店で試した寝具の硬さの違いを考慮しよう

この内容をPodcastのラジオ番組で聞くことができます。

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